制作の途中経過をアップしていく企画。
今日はワンコーラスの骨格のアレンジです。
【アレンジの方向性を表で整理】
ワンコーラスのアレンジの方向性を固めて、いったんそのコピペをベースに
フルコーラス仮を作って、バリエーションをつけていくやり方をとります。
なので、ここが重要。
ここでコケると全体がコケる。
しっくりくるまでじっくり練ります。
ボクはこういう表を作って頭を整理してから打ち込みます。
ターゲットとする曲(複数)のアレンジをよく聴いて、
取り入れたいところを決めて書いていきます。
今回は洋楽のトランス曲、パフューム、小室哲哉さんの曲なんかを参考にしてます。
それで打ち込んでブラッシュアップしたワンコーラスはこんな感じ。
思いのほか、サクっといい感じになりました。
MIXはテンプレートでほぼできていて、アレンジすればいいだけだし。
やっぱり、MS処理で中音/リバーブを広げているおかげで、音数少なくても
しょぼく聴こえないからスゴい。
歌詞も、テキストで見た感じだとイマイチな部分もありましたが、
ちゃんとアレンジしたバックをつけてGUMIちゃんに歌ってもらうと
それなりに聴こえちゃうから不思議ですw
【周波数帯域すみわけの話】
ウワモノの音色は、リズムと同様にほぼ固定化してきました。
よく使う音色はこんな感じ。
シンセとギターはすべて中音。
BUSで500~15kHzで絞ってるんで、音色によってはトラック側では何もしない。
周波数は基本バッティングしてるんで、PANですみ分けるか、
そもそもなるべく同時に鳴らさないようにした方がいい。
現時点ではこの表の上から4つだけ使ってます。
アナログピアノとギターはEDMで使うのは難しい。
というのは、EDMの命である、ベース音(とくに高音のジャリジャリ)
をかき消しちゃうから。
ソロとかオブリガードとか、ポイントをおいて使わないと厳しい。
ボクは中音BUSで500Hz以下を切っちゃってるけど、それでもBass Highとは
かぶっちゃう...
なんで、今回もギターを入れるかどうかは一旦保留中。
ソロしか使わないかも...
シンセでも、カッティングやウラフワフワみたいに鳴りっぱなしの音は
下をかなり切って、Bassの邪魔にならないようにしてます。
【音源の話】
音源としては、Omnisphereの比率が高いですね。
極端な話、EDMをやるなら、Ominisphereだけでもいいかも。
EDMに特化した音色がたくさん入ってるんで。
ボクみたいに、音色を自分で作らずにプリセットが基本な人にはオススメです。
Massiveは自分で作る派の人向け。
エレピで使ってますが、これは"Myloop Trance Insight"という無料のCubase向け
プロジェクトファイルサンプルに入っていたもので、ちょうど自分のイメージに
ピッタリだったんで、ちょっとパラメータをカスタマイズしてますが、そのまま
使ってます。
Massiveは、プロが無料で公開している音色セッティングデータが大量にありますが、多すぎてどれが自分のイメージに合うのか探すのが大変で、結局使わなくなっちゃいましたwww
Voice Padとウラフワフワは、コード弾きで、CubaseのコードトラックをMIDI
に書き出してほぼそのまま使ってます。
ただし、ベース音はカットします。Bassとかぶっちゃうんで。
イントロは、32年前のアレンジとほぼ同じなんですが、
音色を入れ替えただけでEDMに聴こえちゃうって
やっぱ音色って重要と思います。
【メロとコード変更】
あ、そうそう。
今回、サビの一部のメロとコードを変更しちゃいました。
赤の部分。
この方がだんだん盛り上がっていく感じが出せると思います。
こんな感じでちょっとずつ修正していきます。
いかがでしょう?
参考になりましたでしょうか?
次回はフルコーラスコピペ展開とボカロ調教です。
お楽しみに。
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