ボカロPがアラカンで何が悪い! = 点五P公式

アラカン ボカロPの活動奮闘記!

#375 テスト4 ラノベ作中の架空バンドの曲として発表する活動形式

ボカロP 12年生のTengo-P(点五P)です。
8月末から3か月以上にわたったテスト制作。
昨日でめでたく終了し、
2025年から新しい活動形式に入る目途が立ちました。

このBlog記事では、その第4段階である
ラノベ作中の架空バンドの曲として発表する活動形式」
が本当にできるのか、AIに助けてもらいながらクオリティを確保できるのか、についてまとめました。
同じような活動を目指している人や、AIでどういうことができるのか興味のある方はぜひお読みください。

長くなるので、今回の記事は全貌やサマリにしぼり、詳細は以下の別記事にまとめ参照する形にします。

#376 AIに助けてもらうことで、未経験者がラノベ書けそう! (工事中。少々お待ちを)
#377 バンドのビジュアルとラノベの挿絵をAIに描かせてみた (工事中。少々お待ちを)

本題に入る前に、テストの目的とテスト1~3で何をやったのかをサマライズします。


<1.なぜテストをするのか>

理由1: 曲ネタの枯渇 (ここまでは若いころに作った曲を焼き直していた)
理由2: 再生数が上がらない (方向性が不明確なことと、クオリティ不足が原因と認識)

詳細→#365 テスト制作内容大公開~各種音源も!

 

<2.何をテストするのか>

テスト1: #367 テスト1 AIで作詞作曲 (完全新作を効率的、高品質に)

テスト2: #368 テスト2 アナログ感のある音作り (バンドサウンドに特化)

テスト3: #369 テスト3 「MIX、マスタリングにAIツール活用」  (クオリティ向上)

テスト4: ラノベ作中の架空バンドの曲として発表する活動形式
        →この記事。以下から本題開始

【本文目次】
1.なぜ架空バンドなのか
2.カバーから始める方針に変更
3.キャラ設定
4.AIを活用したラノベの執筆
5.ビジュアル(AIに描かせてみた)
6.まとめと今後の予定

※今回の目玉は4項と5項です!

【1. なぜ架空バンドなのか】

自作曲をネットに上げるだけでは再生数を劇的に上げるのは難しい

音楽以外のコンテンツとの連動で相乗効果を狙いたい

せっかくバンドサウンドにするので、
ラノベ作中の架空ロックバンドが曲を発表する形になぞらえて自作曲をネット公開する形でどうだ!
(初めは4コマ漫画との連動を考えたが、AIでは難しい、無料コラボでは描いてくれる人来ず...)


【2. カバーから始める方針に変更】

再生数が上がらない原因をさらに考えると、もう一つ大きな原因があることに気づいた。

再生数が上がらない

無名Pのオリジナルを聴きたい人は少ない

有名曲のカバーの方がまだ聴いてもらえるんじゃないか?

カバーから始め、リスナーを増やしてからオリジナルをはさんでいく活動にしよう!

合成音声に違和感持たない人がターゲットなら、
アニソンカバーがいいのでは?

アナログサウンドの特徴を生かすため、ピアノ中心のロックにしたい。
(打ち込みでギター中心にするのはクオリティ面でリスクなので)
なので少し年齢層が上の社会人のアニソンコピーバンドにする!

ということで、ラノベのタイトルはズバリ、
「大人なロックバンドがアニソンやったらカッコよくね?」


考えてみると、一般的なアマチュアバンドはまずコピーから始めるのが自然。
ということで、ここまでテストで作ってきたオリジナル"Coffee Breaks..."の正式アップはいったん保留し、カバー曲を改めて制作することに。

オリジナルに忠実にコピーではなく、"Coffee Breaks..."のような、ピアノ中心の癒し系8beatでアレンジカバーすることにする。そこを個性として差別化していく。
すでに選曲して制作に取り掛かってます。
アップまでお楽しみに。1月末予定。


【3.キャラ設定】

キャラ設定はAIに任せず、100%自分で。
バンドメンバーはそれぞれの個性が際立つよう、意識的に全く違うプロフィールにばらけるようにしてみました。

1. Vocal
・20代前半女性 独身
・受付事務
・元地下アイドル

2. Guitar
・20代後半男性 独身
・営業マン
・チャラ男

3. Drums
・30代後半男性 独身
セミプロミュージシャン
・渋めのイケメン

4. Keyboard
・40代前半女性 既婚
・お局な経理担当OL
・化粧が派手

5. Bass
・50代前半 既婚
・ITコンサル
・DTMer/作詞作曲

それぞれ、さらに性格やエピソードなどの裏設定を膨らませてありますが、ネタバレになっちゃうのでここでは非公開にします。Bassは自分がモデルになってるのバレバレですねw ボクより10歳若いけど。
バンド名は、学生の時につけようとしてメンバーに反対され実現しなかった
"Rolling Cones"にすることに。
由来の説明もラノベの中で書きますのでお楽しみに。


【4. AIを活用したラノベの執筆】

今回の目玉になります。
なぜかというと、AIを活用することで、ボクみたいにラノベなんか書いたことがない理系の人間が、めっちゃいい感じの文章作れちゃったんでビックリです。生成AIの力を見せつけられました。
詳細は別記事:
#376 AIに助けてもらうことで、未経験者がラノベ書けそう! (工事中。少々お待ちを)
に記載しますのでご参考に。
基本的にいったん自分で書いたドラフトを含めた上で、プロンプトでチェックポイントを指示してエディットさせ、さらにそれを自分で直したんですが、スゴいですから。
一部チラ見せしますね。こんな感じ。(約2/3は自力、1/3はAIの修正)

---
「私はもう、オワコン...なの?」  

重たすぎて止まったかのような部屋の時空。時計の秒針の音だけが拡声されているようだ。メグミはコーヒーをもう一口だけすすり、マグカップを置いた。そして服を着たままスローモーションでベッドに倒れ込む。  

―――私はこれから何を目指して生きていけばいいの?―――  

目を閉じると、アイドル研究生時代のステージの光景が一瞬だけ脳裏をよぎる。歓声、ライト、そしてあの頃の輝いていた自分。けれどそれはもうモノクロでしか再生できなくなっていた。そしてすぐに闇に飲まれた。  

外からは都会の喧騒がほんの微か聞こえるだけ。精神的な疲れから悩んで眠れなくなることすらなかった。ベッドに預けた脱力した体。糸が切れたマリオネットは意識が遠のくのにそう時間はかからなかった。

---
ちゃんとライトノベルらしくなってるの、スゴくないですか?
初めて書いたんですよ!

使ったのはChatGPT3.5。無料版です。どうせ、自分でチェックして直すのであれば無料版で十分行けると思います。


【5. ビジュアル(AIに描かせてみた)】

すでに画像生成AIは浸透し始めていて、非常に高いクオリティで生成できることは誰もが知ることとなっていると思います。どういう観点でどういう作り方をしたのかは、
この記事: #377 バンドのビジュアルとラノベの挿絵をAIに描かせてみた (工事中。少々お待ちを)
に任せることにして、ここでは作ったものをチラ見せ
どうだ!十分すぎるクオリティに驚いてください!

まず、ラノベの表紙としてバンドメンバーのビジュアルを。

 

そしてラノベの挿絵焦る受付嬢。(これ以外に各メンバーのイラストも作成済です。ラノベ連載をお楽しみに)

 

いずれもAIピクターズで作成しました。商用利用可能で、アニメチックなイラストに特化したサービスです。
上記両方とも無料版サービスで生成可能です!

ところで、この2つはイラストのタッチが全然違いますが、意図的にそうしています。
この事情もリンク先の詳細に書きますので気になる方はお読みください。


【6. まとめと今後の予定】

長い時間かかったテスト。AIを使って制作クオリティを上げられないか、という
妄想が現実かつ(自分が)実行可能なものとして確認できた
のは非常に有意義でした。
リエーターのAI使用は賛否両論あるようですが、ボクは今回の使い方のように、
主体が人間であれば、可能性を広げるツールとしてどんどん使っていいんじゃないかと思います。
逆に、使えなければ負けになる可能性も...

今後の予定は、

12月中:カバー1曲、オリジナル1曲の音を仕上げる。
       ラノベ本文原稿半分まで仕上げる
1月初: まずラノベの連載開始。週2回程度更新
1月末: 最初のカバー曲をアップ
以後はストーリーの進行に合わせ、曲作り、現行作りを平行で進め、4月くらいに25話程度で終了する予定。
お楽しみに!
ぜひ応援してください。


それから最後に強調したいことがあります!
63歳でコレやってるのってスゴくない?
・ボカロPとラノベ執筆を両方やる。
→作中バンドが発表する曲として自分の曲をアップするという試みに挑戦
・曲制作、ラノベ執筆の全工程を一人で (AI活用しながら) 
・曲制作、ラノベ執筆の全工程をノートPC上で。打ち込みですがリアルな音!
※カバー曲は作詞作曲ではなく、編曲/MIX。編曲はAIからんでませんが。
・イラスト、ラノベ修正に使ったAIサービスはすべて無料です!(無課金おじさんw)
※テストのために一時有料にしましたが、無料で十分できること確認済

最初は漫画家さんとのコラボも考えてたんだけど、
ここまで来たら全部自分1人で通してやる!!
見てろよー!!

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今まで投稿した曲:

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